いちご酵母の「いちごチョコ&ビスコッティ」レッスン

せっかく桜が見ごろになったのに、お天気に恵まれない週末になってしまったのが残念です。せっかくのお花が雨で散らされてしまわなければいいのですが。

 

さて、今月のメインの自家製酵母のレッスンは、ベーグルのレッスンでも触れましたが、「いちご」の酵母を使用しています。

 

今回はいちごの酵母のプレーン生地とココアを入れた生地をあわせ編んだ「いちごチョコ」を作っています。いちごの香りとココアの香りを楽しんでいただけるパンです。

 

この日のレッスンでは、試食の際に焼き立てホヤホヤのパンをスライスして召し上がっていただくようなタイミングだったのですが、改めて感じたことが、焼き立て直後だと全体の味がボンヤリしてしまうことです。試食が進み時間が経過し少し冷めたところの2枚目を食べたときに、いちごの酵母の香りをきちんと感じ、ココアとのマッチングもはっきり分かりました。

 

焼き立てパンはおいしいと言いますが、正確には焼成直後ではなく、少なくても焼きあがってから30-40分経ったものの方がおいしく、そのパンの本当の味が分かります。自家製/天然酵母のパンは焼いてからも味が熟成し日ごとに味が変化していくので、それも楽しんでいただきたいと思います。

 

このレッスンであわせて作っておりますのが、やはりいちごの酵母で作るアーモンドがたくさん入ったイタリアの焼き菓子「ビスコッティ」です。または「カントゥッチ」とも言います。

 

とても歯ごたえのあるクッキーという感じでしょうか、それが理由か日本ではとても人気というわけではないようですが、アーモンドたっぷりの、油脂が入らない素朴でヘルシーな焼き菓子です。

 

いちごの酵母を使いますので、噛みしめるといちごの香りとアーモンドの風味を楽しんでいただけます。今回はマロン・グラッセも入れていますがこちらは色々アレンジして楽しんでいただくと楽しいと思います。

 

ぜひコーヒーのおともに楽しんでいただきたいビスコッティです。