酒粕酵母 「米粉ブレッド&あんブリオッシュ」レッスン

3月になり暖かい日がき一段と春が近づいた感があります。

 

レッスン部屋から見えるお隣の紅梅も満開になり時折メジロが蜜を楽しみに訪問しにきています。

 

3月は日本の食卓に慣れ親しんだパンや和風素材を意識したパンを揃えました。

 

今月の最初のレッスンは自家製酵母のレッスンです。今月は「酒粕」から起こした酒粕酵母です。

 

もともと発酵しているものを使いますので「発酵」自体はあまり時間のかかるものではありませんが、もともと発酵しているものだけあってか発酵力の持ちがドライフルーツなどで作る酵母と比べますとあまり長くないというところがあります。

 

この酵母で作るパンの生地の香りはほんわり酒饅頭のような香りと風味がするのが特徴です。今回はこの酒粕酵母を使い米粉で湯ごね種を作りお米の甘みともっちり感を楽しむ米粉ブレッドを作ります。

 

米粉が多く入るので強力粉の生地より弱く生地扱いを丁寧にする必要があります。また米粉を熱湯でこねたものを生地に入れるため通常の生地よりもべたつきますので、生地打ちの際も少し手こずります。パン作り初心者の方には少々難しい生地かと思います。

 

あわせて作りますのが同様に酒粕酵母の生地に粒あんを入れた「あんブリオッシュ」です。酒粕酵母の香りと小倉あんの風味をあわせました。フィリングにホワイトチョコレートを入れているのですが、成型は簡単なものの注意しないと中のホワイトチョコレートが上から出てきてしまうため、少々ポイントがあります。出てきてしまってもそれはそれでライブ感があり、チョコレートの香ばしい風味も楽しめます(^^)

 

どうぞ酒粕酵母の香りと和風素材の組み合わせを楽しみにいらしてください。