9月は全粒粉やそば粉、ライ麦粉を使い「穀物」をしっかり楽しむ渋めのパンを作ります。
穀物をしっかり楽しむと言っても、全粒粉やそば粉、ライ麦粉を使うことによって強力粉や準強力粉100%のパンより糖質を抑えることが出来、さらに栄養価も高いパンになるのが嬉しいところです。
今月の自家製酵母のレッスンでは、ギネスビールの「ビール酵母」を使います。ホップの香りが特徴で、風味にクセはなく、上手くいけば4-5日で作れますので食事パン向けに重宝する酵母かと思います。
今回はこの酵母を使いバゲット風の生地にコショウを入れチーズとクルミを巻いた「バストーネ」とライ麦をたっぷり入れたフィンランドのパン、「ぺルナ・リンプ」を作ります。
どちらのパンも成型は簡単なものになっていますが、生地が準強力粉や、ライ麦粉、ジャガイモ等を使っているため、生地作りの方が少々経験がないと難しいレベルにはなっているかと思います。
ぺルナ・リンプは見た目が「黒くて丸いパン」で、見慣れないパンかと思います。ライ麦率が高いのと、モラセス・シロップという黒い蜜を使っているので黒くなるのですが、ジャガイモが入っているのとモラセス・シロップによって、酸味はさほど強くありません。作りやすさと食べやすさを考慮して本場のものよりはライ麦率を落としています。薄くスライスしてチーズをのせてトーストしたり、クリームチーズとスモークサーモンのオープンサンドなどにするとよくあうパンです。ライ麦パンがお好きな方にぜひお試しいただきたいパンです。
9月に入りいくらか過ごしやすい気候になっり、パンも作りやすい気温になってきました。どうぞお気軽にご参加ください。
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