「バタール&プチ・ベーコン・エピ」レッスン

今月のベーシック・ブレッド・レッスンは

「バタール」を作っています。ベーシック・ブレッド・レッスンといいましても、今年ももう後半、10月、11月は1年の締めくくりの内容となりますので、パン作りが全くの初心者の方には難易度の高いれレッスンとなります。

 

バタールはバゲットよりも短く太めのフランスパンになります。フランスパンはとてもシンプルなパンですので、作るのも簡単なように思われることも多いと思います。ですが、実は生地作りから成型、クープ入れ、焼成にいたるまでポイントがいくつもあり、作るには難易度のとても高いパンになります。

 

今回は全粒粉を入れた、ザクザクした食感を楽しめるバタールにいたしました。パンをよく知らない頃は、フランスパンは皮が硬くて、生地も味がしないし・・・などと思っていましたが、今はシンプルなだけに粉の甘み、美味しさ、香りをストレートに感じられる美味しいパンだと思えるようになりました。

 

まず、前日より前種を作るのですが、その生地の出来上がりの温度によっても最終的な生地の出来上がりにも影響が出てきます。前種の生地の出来上がり温度を25℃以下にする必要があるのですが、それには今の時期はまだまだ気温が高いので、生地を作る前に小麦粉や使用するボールを冷蔵庫で冷やしたり氷水を使用したりします。そんな点についてもレッスンでは細かくお話をいたします。

 

レッスンですので、フランスパンを作る際の細かい注意点はお話いたしますが、私は、大事なことは楽しみながら作ることだと思っています。ご自宅で作る際にはあまり細かいことは気にされず、「フランスパンというものを作ってみる」ということを楽しんでいただきたいと思います。

 

あわせて作っているのが、「プチ・ベーコン・エピ」です。フランスパン風の生地にベーコンを巻き込み、「エピ=麦の穂」に成型したパンです。

 

最初はバランスよく麦の穂を作っていくのが難しく感じますが、慣れるとパチパチとハサミを入れるのが楽しくなる成型です。

 

何度作っても難しいと感じるフランスパンです。でもフランスパンこそ焼き立てが美味しいパンです。ぜひみなさんにも焼き立てのフランスパンを楽しんでいただきたいと思います。(ご自宅で)簡単に作れます!とは申し上げられないのですが、お気軽にフランスパン作りを楽しみにご参加ください。